ADBGSH7125の書き込み
マイコンボード側のデバッガ本体、ADBGSH7125.MOTを、FDTを使って焼きこみます。おおよそ以下の手順になります。なお、FDTのバージョンは4.01です。
まず、FDTを起動します。

ワークスペースの新規作成。ここでは、IO25
という名前で作成します。


次に、デバイスの選定画面になるので、SH7125Fを選択します。
通信ポートは必要に応じて変更します。

ここで、FDTはマイコンボードとの通信を開始しますので、ベースボードのSW3をBoot側にして、シリアルケーブルでPCとベースボードを接続し、電源を投入します。

マイコンボードと通信を開始するとすぐに、CPUの選択に入ります。SH7125の場合は、R5F7125を選択します。

通信が確立すると、以下のダイアログが出て完了です。

次に、デバイスの各種パラメータを入力します。秋月電子のSH7125Fボードはクロック12.5MHzなので、入力クロックはデフォルトの12.50、各逓倍比はそれぞれ2を選択します。CPUクロックは50MHzまでOKなので、CKMは4でも良いと思いますが、ここを変更しても早く書き込めるわけではないので、余裕を持った値ということで、2にします。

この後、ボーレートの選択ですが、Bootモードでは自動的に通信速度をあわせますので、デフォルトでOKです。

このあたりも全部デフォルトでOK。

これで接続が完了しました。新規作成したIO25というプロジェクトファイルは、ここまでの手順が記録されているので、次回からは作成したプロジェクトファイルを開くと、一気にここまで進みます。但し、プロジェクトファイルで接続する場合は、プロジェクトファイルをオープンした後、[デバイス]->[デバイスとの接続]でマイコンボードとのリンクを確立する必要があります。

次に、書き込むMOTファイルを開きます。[ファイル]->[データファイルを開く]で、書き込むMOTファイルを選択します。


選択したMOTファイルを焼きこむには、[デバイス]->[対象ファイルのダウンロード]を選択します。


以上で書き込みが終了です。[デバイス]->[デバイスとの切断]でCOMポートをクローズし、マイコンボードの電源SWをOFFし、SW3をBoot側からSingle側に切り替えます。
電源SWをONすると、ADBGSH7125が動作を始めます。
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